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2010 年度 実績報告書

幼児の表現力を高めるための舞踊記述型教育法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21700602
研究機関岡山大学

研究代表者

三戸 治子 (酒向 治子)  岡山大学, 大学院・教育学研究科, 講師 (70361821)

キーワード教育学 / 舞踊研究
研究概要

本年度は、以下の二つの点から研究を進めた。
1.実践研究:平成21年度には、平成17年度より取り組んできた大学生向けのLOD(Language of Dance)教育プログラム案の内容を掘り下げ、それを基に(1)幼児の心身に合わせ,(2)日本の幼児現場に馴染みのある歌・ゲーム・振り遊びなどを採り入れたものを新たに創案し、予備実験を行ってきた。本年度は、予備実験の結果を受けて、教育プログラム案の修正を行い、以下のような異なる場での実践を試みた。
(1)岡山県荏原小学校での5つの足のパターンを使った体つくり運動の試み
2010年6月11日に岡山県荏原小学校にて、岡山大学大学院教育学研究科教授の足立稔教授の協力めもと、全児童[低学年(1・2年42名)、中学年(3・4年57名)、高学年(5・6年52)]を対象として、LODの5つの足のパターンを活かした体つくり運動の授業を実践した。この模様はNHK岡山放送局番組(ニュースレポート『リズムケンパで姿勢を正そう』)で放送された。
(2)埼玉県とことこクラブにて身体部位を使った体あそびの実践
2010年11月6日に埼玉県とことこクラブ主催の会(「LODで遊ぼう」!ワークショップ)にて、5・6歳の17名の幼児を対象に、身体部位(POB:Parts of the Body)を使った実践を試みた。
2.理論研究:
(1)2006年より共同訳者である森田玲子氏と共に取り組んできたLODの公認テキストであるA.H.Guest/Tina Curran共著のYour Move : A New Approach to the Study of Movement and Dance second edition (2008)(1983年初版の改訂版)の翻訳作業を継続し、日本におけるLOD研究の基盤づくりを行った。
(2)LOD指導法の開発
LOD指導法の研究として、運動を言語と捉えるLODは、言語習得過程と同様に反復型の指導が有効であることを実験授業より明らかにし、理論的検討を経て2010年9月の日本体育学会において口頭発表を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] LODを用いた創作ダンス(II)-反復型プログラム構成による授業実践の検討-2010

    • 著者名/発表者名
      酒向治子
    • 学会等名
      日本体育学会
    • 発表場所
      中京大学 豊田キャンパス
    • 年月日
      2010-09-10

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公開日: 2012-07-19   更新日: 2014-01-21  

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