研究課題
若手研究(B)
本研究では、大正期の各道府県の公私立小学校で実施された野外教育の特質を検討した。その結果、東京府や大阪府など大都市圏では健康増進を主目的とする欧米型の野外教育が中心であったこと、一方で、地方都市における実践では、欧米型の野外教育の影響を受けながらも、地域的な特色を生かした活動を実施している事例があったことを明らかにした。このような地域性を活かした活動の具体例としては、地域の史跡見学や社会見学、野外教育における食事に地元の食材を使用することなどが挙げられる。
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玉川大学教育学部論叢
巻: 1巻 ページ: 47-46
巻: 1巻 ページ: 91-110