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2010 年度 実績報告書

電子スコアブックを用いたテニスのパフォーマンス評価プログラムの開発と指導への応用

研究課題

研究課題/領域番号 21700620
研究機関鹿屋体育大学

研究代表者

高橋 仁大  鹿屋体育大学, 体育学部, 講師 (50295284)

キーワードテニス / ゲーム分析 / コーチング / プロファイリング / パフォーマンス
研究概要

本研究は,筆者らが開発したテニスの電子スコアブック(高橋ら,2006;以下,スコアブックとする)の機能としてのパフォーマンス評価プログラムを開発し,実際の指導場面での活用結果からその有効性について検討するものである,平成21年度には,パフォーマンス評価の指標として,最終ショットの頻度やショット時間,サービス時の得失点率などを採用し,それらのデータを出力可能なプログラムの開発を行なった.平成22年度は21年度に開発したパフォーマンス評価プログラムを実際の指導現場で活用し,その効果や課題を明らかにすることを目的とした.指導現場で活用するためには,パフォーマンス評価結果を視覚化することが必要である.そこで,0'Donoghue(2005)の開発したパーセンタイルの概念を応用したperformance profilingの手法を用いることとし,その妥当性について検討を行なった.その結果,performance profilingによるパフォーマンス評価は,試合のセット取得と関連があり,セットを取得したプレーヤーのprofiling結果は相手プレーヤーよりも高い評価結果となることが明らかとなった.さらにperformance profilingの結果を算出するために基準となるデータを,世界トップ女子選手の試合を対象に収集し,そのデータの傾向についても検討を行なった.その結果,世界トップ女子選手においてもサービスの重要性が高いこと,グラウンドストロークで終わるポイントの割合が高いこと,サーフェスによってサービスのショット時間に違いがあることなどが明らかとなった.さらに指導現場で実際に活用を行い,プレーヤー自身の評価とパフォーマンス評価プログラムの評価とに乖離があることなども明らかとなった.

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (3件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] Performance analysis of female professional tennis players2010

    • 著者名/発表者名
      Hiroo Takahashi
    • 雑誌名

      International Association of Computer Science in Sport Proceedings of the Seventh International Symposium

      ページ: 181-185

    • 査読あり
  • [雑誌論文] The application of computerized scorebook for tennis to practical tennis coaching2010

    • 著者名/発表者名
      Hiroo Takahashi
    • 雑誌名

      Asian Conference on Computer Science in Sports

      ページ: 51-54

    • 査読あり
  • [雑誌論文] An evaluation of tennis matches using a normative performance profiling technique2010

    • 著者名/発表者名
      Kei Nishinakama
    • 雑誌名

      Asian Conference on Computer Science in Sports

      ページ: 33-38

    • 査読あり
  • [雑誌論文] テニスにおけるサービスのトレーニングによるパフォーマンスの変化2010

    • 著者名/発表者名
      西中間惠
    • 雑誌名

      スポーツパフォーマンス研究

      巻: 2 ページ: 55-72

    • 査読あり
  • [学会発表] 電子スコアブックを活用したテニスのゲーム評価2010

    • 著者名/発表者名
      高橋仁大
    • 学会等名
      第22回テニス学会
    • 発表場所
      明治大学(東京都)
    • 年月日
      2010-12-05
  • [学会発表] テニスの電子スコアブックを用いたパフォーマンス評価-指導現場における実践から-2010

    • 著者名/発表者名
      高橋仁大
    • 学会等名
      日本体育学会第61回大会
    • 発表場所
      中京大学(愛知県)
    • 年月日
      2010-09-10
  • [学会発表] テニスの電子スコアブックを用いたフィードバックプログラムの開発~実践場面での活用における課題~2010

    • 著者名/発表者名
      高橋仁大
    • 学会等名
      第21回日本バイオメカニクス学会
    • 発表場所
      国士舘大学(東京都)
    • 年月日
      2010-08-28
  • [産業財産権] 特許2011

    • 発明者名
      高橋仁大, 和田智仁
    • 権利者名
      鹿屋体育大学
    • 産業財産権番号
      特許,特許査定受理
    • 取得年月日
      2011-03-29

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公開日: 2012-07-19  

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