研究概要 |
ジュニアスポーツ選手を対象に形態計測,運動能力測定を行った.男子では12歳頃,女子では9歳頃の体格・身体組成の発育が運動能力に対し正の効果を,女子では12歳頃の発育が運動能力の発達に対し負の影響を及ぼしていると推測された.競技種目別の比較では,年齢が上がるに連れてバレーボールでは身長,体重が,バドミントンでは反復横跳びが他競技と比べて高くなるなど,競技間で体格・運動能力に特徴がみられた.一般小学生との比較ではクラブ所属選手が好成績であることが分かった.今回の結果は競技経験年数,競技レベル,戦績を考慮しておらず,今後は被験者数を増やすとともに,縦断的研究を行う必要がある.
|