実際に起きた膝前十字靭帯損傷のビデオ映像から受傷メカニズムの力学法則を解明する

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21700667
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: スポーツ科学
• 研究機関: 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
• 研究代表者: 小笠原 一生 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学研究部, 研究員 (70443249)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• キーワード: 前十字靭帯 / スポーツ傷害 / 予防トレーニング / 画像処理 / 関節モーメント / 静力学

研究概要

本研究は実際に起きた膝前十字靭帯(ACL)損傷のビデオ映像から膝に加わったストレスを数理的に定量化し,この怪我のメカニズムを解明することを目的とした.結果として,ジャンプ着地直後に膝には400Nmを超えるモーメントが瞬間的に作用しており,これが本外傷のメカニズムになり得ることが明らかとなった.

研究成果

• [雑誌論文] 片脚着地動作における着地姿勢が膝外反モーメントに与える効果の静力学的検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小笠原一生, 朴時英, 宮川俊平
  • 雑誌名: 体力科学 59 ページ: 485-494
  • 査読あり
• [雑誌論文] 膝前十字靭帯損傷のメカニズム解明とその予防に向けた工学的試み (2010)
  • 著者名/発表者名: 小笠原一生
  • 雑誌名: 日本機械学会誌 113 ページ: 39-42
  • 査読あり
• [雑誌論文] 静力学を用いた膝前十字靭帯損傷のリスク判定 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小笠原一生, 太田憲
  • 雑誌名: 日本機械学会スポーツ工学ジョイントシンポジウム論文集 ページ: 247-252
  • 査読あり
• [学会発表] Kinematics Based Knee Moment Prediction for Video Analysis of Anterior Cruciate Ligament Injury. (2010)
  • 著者名/発表者名: Issei Ogasawara, et al.
  • 学会等名: 57th American College of Sports Medicine Annual Meeting.
  • 発表場所: Baltimore, US.
  • 年月日: 20100000
• [学会発表] 映像解析による膝前十字靭帯損傷時の膝モーメントの推定と予防への示唆 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小笠原一生, 福林徹, 中前敦雄, 奥脇透, 笹木正悟, 宮川俊平
  • 学会等名: 第21回日本臨床スポーツ医学会学術集会
  • 発表場所: 茨城
  • 年月日: 20100000
• [学会発表] The relationship between the knee joint moment and the control of the center of mass. (2009)
  • 著者名/発表者名: Issei Ogasawara, Shumpei Miyakawa
  • 学会等名: 56th American College of Sports Medicine Annual Meeting.
  • 発表場所: Seattle, US.
  • 年月日: 20090000
• [学会発表] 膝外反モーメントを高める着地姿勢の同定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小笠原一生, 他
  • 学会等名: 第64回日本体力医学会大会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 20090000
• [学会発表] 静力学を用いた膝前十字靭帯損傷のリスク判定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小笠原一生, 太田憲
  • 学会等名: 日本機械学会スポーツ工学ジョイントシンポジウム
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 20090000
• [学会発表] 静力学による膝前十字靱帯損傷のリスク評価 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小笠原一生
  • 学会等名: 第3回川崎スポーツリハビリテーションフォーラム
  • 発表場所: 神奈川
  • 年月日: 20090000