研究課題
若手研究(B)
自律神経機能の低下は、循環器および代謝疾患の発症・進展に密接に関連している。自律神経機能低下には、様々な「遺伝要因」と「環境要因」が複雑に関与していると考えられ、これら要因の多面的な解析は、自律神経機能の改善に加えて、関連疾患に対する個人に最適な予防法の確立において重要な情報を提供する。本研究では、複数の遺伝子多型の解析の結果、摂食やエネルギー代謝、消化機能に関係するレプチンおよびレプチン受容体、グレリンおよびグレリン受容体における遺伝子多型が、自律神経活動を始め、エネルギー摂取量、胃運動応答、血圧、体重などと相関を有することが明らかとなった。これら遺伝子多型は関連疾患の潜在的リスクとなる可能性が示唆される。
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Clinica Chimica Acta 411
ページ: 505-509