• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

経口糖負荷試験によるメタボリックフレキシビリティー測定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21700703
研究機関順天堂大学

研究代表者

佐藤 文彦  順天堂大学, 医学部, 助教 (10445538)

キーワードメタボリックフレキシビリティー / インスリン感受性
研究概要

(目的)metabolic flexibility(MF)という概念が誕生しMFが骨格筋の性質を反映することが示唆されている。本研究では、経口糖負荷試験における呼吸商の変化(〓RQ)をMF(oral glucose load)と定義し、高インスリン正常血糖クランプで同様に計測されたMF(clamp)との関連について検討する。
(方法)本研究への協力に文書同意の得られた者を登録し、早朝空腹時の条件下で、下肢専用の表面コイルを使用した^1H-MRS(東芝VISART EX V4.40)により、前脛骨筋、ヒラメ筋のIMCLを測定する。その後、人工膵臓(STZ-22、日機装)を用いて、インスリン注入量100mU/m^2/minの条件下で2時間正常血糖クランプ検査を行い、最後の15分の糖注入率を計算し、インスリン感受性の指標とする。その際、基礎状態、高インスリン状態における呼気ガス分析を行い、それぞれのエネルギー代謝量、呼吸商を計測する。高インスリン正常血糖クランプが終了した1か月以内に、同様の条件下で75g経口糖負荷試験を行う。経口糖負荷前とその1,2,3時間後に呼気ガス分析を行い、それぞれのエネルギー代謝量、呼吸商を計測する。これらの結果から、MF(oral glucose load)とMF(clamp)の関連性について検討を行う。
(結果と考察)MF(clamp)の値は個人差があるものの、おおよそ0.1程度であった。MF(oral glucose load)についても、同様の程度であったが、負荷後の時間により大きな個人差を認めた。MF(oral glucose load)とMF(clamp)の関連性については、有意では無いものの関連する傾向を認めた。現在少数例での検討であるため、今後症例数を増やして再検討を要すると考えられた。

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi