本研究では、特定高齢者を対象とした「運動機能向上・栄養改善プログラム」と「自主グループ育成プログラム」を開発し、これらを併せて「高齢者の特定高齢者の生活変容プログラム(システム)」とすることを目的とした。前者のプログラムでは運動機能の改善効果が得られ、運動や栄養(食事)に関する意識づけがなされた。後者のプログラムでは、運動機能や口腔機能の維持改善効果が示され、自主グループ活動として継続的に活動するための基盤となる"仲間づくり"や"具体的な活動計画の作成"を遂行することができた。運動機能・栄養・口腔機能を改善させ、自主グループとして活動できるシステムを導入することによって、日常生活における優先順位を健康に向けさせることができる可能性が示唆された。
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