研究課題
若手研究(B)
本研究では従来の染織史研究を踏まえ、染織品がどのような技法を用い制作されてきたのか、その技法はどのように分業し継承されていたのか明らかにするための基本的な情報整理を行った。特に染織関連文献については網羅的に把握することを試みたが、内容を細かに精査し他の資料と関連させるには継続的な調査が必要といえる。それは、各々の技術の担い手や成果物の違いを考慮に入れながら記述を精査する必要があるからである。しかし、それらを解明する有効な視点に「分業」という生産体制があり、それが技術を解明する鍵であることは確かである。今後も本研究で集積したデータを利活用しながら、残された課題を引き続き検討していきたい。
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無形文化遺産研究報告, 東京文化財研究所
巻: 第7号 ページ: 1-21
http://www.tobunken.go.jp/~geino/geino_kagaku/kenkyu_hokoku08.html
第35回文化財の保存と修復に関する国際研究集会 染織技術の伝統と継承, 東京文化財研究所
ページ: 45-57
http://www.tobunken.go.jp/~geino/pdf/sympo/11symposium_honbun_syuusei20130108.pdf
巻: 第5号 ページ: 1-15
http://www.tobunken.go.jp/~geino/pdf/kenkyu_hokoku05/kenkyu_hokoku05Kikuchi.pdf
無形文化遺産部プロジェクト報告書 無形文化財の伝承に関する資料集, 東京文化財研究所
ページ: 41-58, 61-93
http://www.tobunken.go.jp/~geino/pdf/10densyou_report.pdf