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2012 年度 実績報告書

多面体を用いた衣服の縫合後の立体形状予測システムの作成

研究課題

研究課題/領域番号 21700735
研究機関福岡女子大学

研究代表者

伊藤 海織  福岡女子大学, 人間環境学部, 講師 (40522032)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2013-03-31
キーワード多面体 / 縫合後の立体形状予測 / 捩れ角度 / 襟 / 縫合線の進行方向 / 母線ベクトル / 側面の立ち上がり角度 / 面の表裏
研究概要

平成24年度は「多面体を用いた縫合後の立体形状予測法の3次元縫合線が一般的な捩れ角度をもつ場合への応用」について研究を行った.具体的には①襟付け線を例題に,立襟と折襟を得るための変数設定とそのときの面の表裏の関係を明らかにすること,②袖付け線を例題に,①で得た結果を応用することの2点について取りくんだ.そして①について主な成果を得た.
この予測法においてユーザーが設定する変数は,型紙の扇の半径,型紙の縫合線の曲率の正負と進行方向,頸のモデルである円筒の半径,襟付け線の進行方向,縫合後の立体形状の面の立ち上がり角度の正負と母線ベクトルの方向(正負)である.この中で,縫合後の立体形状が立襟か折襟かを決定づけるのは,襟付け線の進行方向,縫合後の立体形状の母線ベクトルの方向,型紙の縫合線の曲率の正負と縫合後の立体形状の面の立ち上がり角度の正負が一致しているか否か,の3条件であった.立襟と折襟を生成するための3条件の設定方法はそれぞれ2通りずつであった.襟は2枚仕立てであり,立襟でも折襟でも縫合後の立体形状において外側に現れる面が表襟である.実際の襟の縫製に倣い,型紙の縫合線の進行方向が襟付け線の進行方向と一致している場合を表襟,一致していない場合を裏襟とした.表襟と裏襟では,型紙の縫合線の進行方向が異なるにもかかわらず,立襟あるいは折襟を生成するための3条件の設定方法は,どちらも同じであった.
実際に襟の型紙を作成する際,縫合後にフロントネックポイントをつき合わせた状態で襟幅を等しく見せるために,左右の襟幅は微妙に変えられている.縫合後の立体形状における面の表裏を考慮してシミュレーションを行えるようにするための本研究の成果は,高品質な衣服生産に貢献できると考えている.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ペーパーモデルアパレルCADの構築2013

    • 著者名/発表者名
      伊藤海織
    • 雑誌名

      繊維学会誌

      巻: 39 ページ: 28-34

  • [学会発表] 可展面理論を用いた縫合後の立体形状予測法における縫合後の立体形状と面の表裏の関係―立襟と折襟を例題に―2012

    • 著者名/発表者名
      伊藤海織
    • 学会等名
      平成24年度繊維学会秋季研究発表会
    • 発表場所
      福井大学
    • 年月日
      20120925-20120925

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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