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2010 年度 実績報告書

仮想空間を利用した子どもたちの技能を伸ばす教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21700783
研究機関宮城教育大学

研究代表者

安藤 明伸  宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (60344743)

キーワード技術教育 / 教育工学 / バーチャルリアリティ / コンテンツ・アーカイブ
研究概要

今年度は,身体動作のモーションキャプチャを継続し,得られたデータをもとに技能を再現する3DCGとしての作り込みを継続することが主な目的であった。予定していた実施内容は,全て達成することができた。
まず仮想空間へ適用させるモデル作成については,より理想的な一般成人と生徒の人体モデルを作成し,そのモデルに対してモーションキャプチャの動きを自由に適用することが可能となった。これによって技能指導における代表的な動きを再現できるようになった。また視線データを取る手かがりを得ることができたので,この視線データの計測と分析については最終年度への課題とする。人体モデルのアニメーションは,その精度に若干の課題を残しているが,ベテランと初心者における動きを再現させる枠組みを確立することができた。作成した教材は,さらに実際の中学校現場で実践し,教育効果を検証するより多くのデータを得たので,現在もそのデータの分析を行っている。また,開発する教材はネットワーク上で技能のトレーニングを可能にできることから,その利用可能性について,海外の学校現場での技能指導や情報インフラについて情報収集を行うことができた。
これらの成果については,査読付き論文1本を公表することができた。学会発表は2件公表することができた。
今年度当初には予定していなかったが,研究が順調に進んだことで,仮想空間として拡張現実を用いた教材の可能性や,動きを遠隔地にフィードバックする仕組みについても考察を行うことができた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 仮想空間を利用した技能観察教材の開発と授業実践2011

    • 著者名/発表者名
      安藤明伸, 安孫子啓, 住川泰希, 寺岡武
    • 雑誌名

      日本産業技術教育学会東北支部研究論文集

      巻: 4 ページ: 19-24

    • 査読あり
  • [雑誌論文] センサ内蔵スマートフォンを用いた技能指導教材の開発2011

    • 著者名/発表者名
      高久敏宏, 安藤明伸
    • 雑誌名

      宮城教育大学 技術科研究報告

      巻: 13 ページ: 18-19

  • [雑誌論文] VR空間を利用した技能指導教材の作成と実践2010

    • 著者名/発表者名
      住川泰希, 安藤明伸
    • 雑誌名

      宮城教育大学 技術科研究報告

      巻: 12 ページ: 12-13

  • [学会発表] 拡張現実感が空間把握能力に与える影響2010

    • 著者名/発表者名
      安藤明伸,安孫子啓,勝又辰広
    • 学会等名
      日本産業技術教育学会第53回全国大会
    • 発表場所
      岐阜大学(岐阜)
    • 年月日
      2010-08-28
  • [学会発表] 柔軟な視点変更が可能な技術とものづくりにおける観察教材の評価2010

    • 著者名/発表者名
      安藤明伸
    • 学会等名
      日本産業技術教育学会第53回全国大会
    • 発表場所
      岐阜大学(岐阜)
    • 年月日
      2010-08-28
  • [備考]

    • URL

      http://staff.miyakyo-u.ac.jp/~andy/sl/

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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