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2010 年度 実績報告書

文系学部における持続発展教育型化学教育コンテンツの開発と教育実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21700789
研究機関九州大学

研究代表者

山田 秀人  九州大学, 高等教育開発推進センター, 助教 (30452791)

キーワード化学教育 / ESD
研究概要

(1)文系学生を対象とした持続可能な開発のための教育(ESD)における化学教育カリキュラムの検討
従来の大学基礎化学教育における化学の学問体系及び文系学部における化学教育体系の比較検討と諸外国の文系学生を対象とした教養科目及び化学教育(特に,環境教育,グリーンケミストリー教育)についての資料分析をもとにして,文系学生を対象としたESD化学教育における教育項目を検討した。また,持続可能な開発に関する取り組みにおける目標の一つである「持続可能な開発を目指す社会における科学技術リテラシーの育成」をESDにおける化学教育カリキュラムの目標として設定した。これらをESDにおける化学カリキュラム案として提案し,本学において教育実践的研究を行った。
(2)大学教養科目における持続発展教育型化学教育のための実験教材の開発と教育実践的研究
本学開設授業科目のうち,平成22年度「少人数セミナー」(後期)を教育実践的研究のための授業時間として設定し,ESDにおける化学教育カリキュラム案をもとにして,授業内容と構成について検討した。各授業時に学生実験として用いる実験教材の開発に取り組み,生分解性プラスチックの分解反応実験について新規実験教材を開発するとともに,電子レンジを用いた加熱実験の実践方法についても検討した。授業実践は,水,高分子,エネルギー,医薬品といった各テーマを設定し,実験と講義及び学生相互のディスカッションを織り交ぜた参加型の授業展開で行った。受講学生のレポート及びアンケートをもとにして,大学基礎化学教育及び文系学部の教養科目にESDを導入したことによる効果について分析評価を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] UV-Vis absorption and electric conductivity of conducting polymer : A laboratory activity in general chemistry course at university.2010

    • 著者名/発表者名
      Shuto YAMADA
    • 学会等名
      PACIFICHEM 2010 (The International Chemical Congress of Pacific Basin Societies
    • 発表場所
      Hawaii(USA)
    • 年月日
      2010-12-19

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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