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2011 年度 実績報告書

文系学部における持続発展教育型化学教育コンテンツの開発と教育実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21700789
研究機関九州大学

研究代表者

山田 秀人  九州大学, 基幹教育院, 助教 (30452791)

キーワード化学教育 / ESD
研究概要

1)文系学生を対象とした持続可能な開発のための教育(ESD)における化学教育カリキュラムの開発
従来の大学基礎化学教育における化学の学問体系及び文系学部における化学教育体系の比較検討と諸外国の文系学生を対象とした教養科目及研化学教育(特に,環境教育,グリーンケミストリー教育)についての資料分析をもとにして,文系学生を対象としたESD化学教育における教育項目および能動的な学習方法を取り入れた学習形態を検討した。また,持続可能な開発に関する取り組みにおける目標の一つである「持続可能な開発を目指す社会における科学技術リテラシーの育成」をESDにおける化学教育カリキュラムの目標として設定し,科学リテラシーの基盤と考えられる科学的知識,態度,思考,技能を評価するうえでのルーブリックについて検討した。また,これらを大学初年次教育で推進すべきESDにおけるモデルプログラムとして提案し,本学において教育実践的研究を行った。
(2)大学教養科目における持続発展教育型化学教育のための実験教材の開発と教育実践的研究
平成22年度に引き続き,本学開設授業科目のうち,平成23年度「少人数セミナー」(後期)を教育実践的研究のための授業時間として設定し,(1)で検討したモデルプログラムをもとにして,授業内容と構成について検討した。また,新たに自然科学における諸分野の学習内容と本申請課題で検討した化学教育コンテンツを取り扱う分野統合型の講義科目を開講し,自然科学全般を取り扱う講義科目におけるESD教育の可能性を検討した。本年度は,実習を受講学生のレポート及びアンケートをもとにして,大学基礎化学教育及び文系学部の教養科目にESDを導入したことによる効果について分析評価を行い,モデルプログラムを通じた学習が文系学生の科学リテラシーを育成するうえで有用であることを明らかにした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 文系学生を対象とした自然科学科目における探求学習型プログラムの検討2012

    • 著者名/発表者名
      山田秀人
    • 学会等名
      第18回大学教育研究フォーラム
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2012-03-15
  • [学会発表] 玩具用カプセルを用いた分子模型の開発2011

    • 著者名/発表者名
      坂井悠
    • 学会等名
      2011年日本化学会西日本大会
    • 発表場所
      徳島
    • 年月日
      2011-11-13
  • [学会発表] 文系学生の科学リテラシー育成を目的とした自然科学実験教材の検討と教育実践2011

    • 著者名/発表者名
      山田秀人
    • 学会等名
      第60回九州地区大学一般教育研究協議会
    • 発表場所
      佐賀
    • 年月日
      2011-09-09
  • [学会発表] Introductory Chemistry Program Including Lab Activity for Non-science Majors Course in General Education at University2011

    • 著者名/発表者名
      Shuto YAMADA
    • 学会等名
      The 4^<th> NICE Symposium
    • 発表場所
      Seoul
    • 年月日
      2011-07-26

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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