• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

アフリカ科学現職教員の研修受け入れ国に関する比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 21700792
研究機関東邦大学

研究代表者

畑中 敏伸  東邦大学, 理学部, 准教授 (30385942)

キーワード国際協力 / 科学教育 / 教師教育 / アフリカ / ザンビア
研究概要

2009年9月16日~21日まで,ザンビア共和国のセントラル州,コッパーベルト州において調査を実施した.ザンビア科学教員5名、ザンビア教育省教員養成担当者1名,国際協力機構専門家2名ヘインタビューし,学校を7校訪問し教育環境の調査と授業の観察を行った.
調査の結果,ザンビア授業研究支援プロジェクト(SMASTE)による教員研修を明らかにした。授業を教員に公開し、その後授業内容について検討を行う研究授業の方法で行われる研修であり、近隣の教員の参加の例は少なく、校内の教員のみでの実施がほとんどであることが明らかとなった。
研修へのニーズに関しては,中等教育段階の学校5校を訪問し、科学教員インタビューをして明らかにした。科学教員が3ヶ月前にマレーシアRECSAMで研修で受講した理科教育の学習理論である構成主義的学習論や協同学習に関する研修内容に関して、教員自身の評価は高かった。研修内容を,他の教員へ紹介するなど一定の効果も明らかとなり,理科教育への学習理論への研修ニーズがあることが明らかとなった.一方,これらの研修を受けた教員の行う授業の観察においては,研修受講後の3カ月しかたっていないこともあり、研修で得た理科教育の学習理論の知識やスキルの活用は見られなかった.
教員の科学の授業に関する環境としては、非常に実験器具が乏しいこと、人口密度が低く、都市部を離れると教員が集まり研修を行うことが難しい状況が観察された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] フィリピンにおける理科教員の第3国研修-UP-NISMEDにおけるケニア理科教員対象の研修調査より-2009

    • 著者名/発表者名
      畑中敏伸
    • 学会等名
      日本理科教育学会
    • 発表場所
      宮城教育大学
    • 年月日
      2009-08-18

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi