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2010 年度 実績報告書

青少年の科学リテラシー涵養のための継続的探究学習プログラムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 21700796
研究機関独立行政法人国立科学博物館

研究代表者

原田 光一郎  独立行政法人国立科学博物館, 事業推進部・連携協力課, 係員 (10450628)

キーワード科学リテラシー / 青少年 / 継続学習
研究概要

継続的探究学習プログラム実施
前年度までの研究によって得られた成果と課題を基に青少年向け継続的探究学習プログラム「中高生・アフタースクールプログラム」を実施した。
平成22年8月3日から12月12日までの休日を中心に15日間の活動で、19人の中高生が「食」をテーマとした探究学習を行い、その成果を一般の来館者に伝えるための展示を製作した。完成した作品を国立科学博物館に展示し、中高生が一般来館者に向け展示解説を行った。
プログラムノウハウのモデル化
他の教育施設への普及を念頭に置き、参加者に対する4つの段階的目標<a「感性の涵養」、b「知識の習得・概念の理解」、c「科学的な見方・考え方の育成」、d「表現力・コミュニケーション能力の育成」>を設定し、これら目標に対し4つの段階的活動<(1)「見る・学ぶ」、(2)「考えをまとめる」、(3)「展示企画製作」、(4)「展示・解説」>を対応させて達成を図るモデルを構築した。
(1)「見る・学ぶ」で講義や実習、施設見学を通じてa「感性の涵養」、b「知識の習得・概念の理解」を、(2)「考えをまとめる」で、活動のまとめとレポート作成を通じてb「知識の習得・概念の理解」c「科学的な見方・考え方の育成」を、(3)「展示企画製作」で学習成果を普及するための展示製作を通して、c「科学的な見方・考え方の育成」d「表現力・コミュニケーション能力の育成」を、(4)「展示・解説」で、完成した作品を展示し、解説すること通じてd「表現力・コミュニケーション能力の育成」をそれぞれ目指した。また、芸術系大学生が中高生を補助することで、職員の負担軽減と、異年齢間のコミュニケーション促進を図った。
これをプログラムノウハウのモデルとして、科学系博物館や学校等の教育施設での実施を想定すると(1)「見る・学ぶ」では同じ目標を設定しつつも、施設の特性に応じた学習内容のアレンジが可能であるし、(3)「展示企画製作」(4)「展示・解説」を例えば学習成果のポスター発表や、プレゼンへのアレンジでも目標達成へのアプローチが可能である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 科学リテラシー涵養に資する教育事業の体系化の枠組みと学習プログラムの開発~中高生・アフタースクールプログラムを事例に~2010

    • 著者名/発表者名
      小川義和、原田光一郎
    • 学会等名
      全日本博物館学会 第36回研究大会
    • 発表場所
      明治大学
    • 年月日
      2010-06-13
  • [備考]

    • URL

      http://www.kahaku.go.jp/learning/schoolchild/a_school2010/index2.html

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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