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2010 年度 実績報告書

テーブルトップインターフェイスを基盤とする教室機能拡張型e-Learning

研究課題

研究課題/領域番号 21700815
研究機関徳島大学

研究代表者

光原 弘幸  徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 講師 (90363134)

キーワード教育工学 / e-ラーニング / 教材情報システム / HCI / テーブルトップインターフェイス / ノートテイキング / インタラクション / オーサリング
研究概要

平成22年度は,これまでに開発したノートテイキング支援,Paper-top Interface(PTI)をインタラクションという観点から機能拡張するとともに,PTIをe-Learningシステム(LMS/CMS)との連携・統合に向けて,教師支援であるオーサリングシステムを開発した.具体的な成果を以下に挙げる.
1.PTIにおけるインタラクションの多様化の検討と機能設計・実装
(1)ノートに対する操作により,投影教材に変化を生じさせるインタラクションを実現した.例えば,ノートを手前に傾けることによって,教材を非投影にできる(反対に傾けると投影される).
(2)定期的なノートの画像撮影は保存容量の消費や検索の困難さがあったため,2次元マーカを塗り潰すというインタラクションを実装し,学習者の任意のタイミングで画像撮影できるようにした.
(3)教材に演習問題をアノテーション表示し,2次元マーカを手で隠すことにより,選択肢を選べるようにした.また,次のページをめくることで,その正誤を表示することもできる.
(4)静止画の教材だけでなく,動画も投影し,ノートの移動や回転に追従するようにした.
2.RFIDによる学生認証機能の実装
PTIに接続されたリーダで学生のRFIDタグを読み取り,その時間その教室で受講する授業の教材を投影するようにした.これはPTIとe-Learningシステムの連携の一部分である.
3.Webベースのオーサリングシステムの設計・開発
(1)ノートの各ページに対する投影教材,その枚数や投影位置を指定できるようにした.
(2)演習問題をアノテーションとして教材に埋め込めるようにした.
4.研究成果を学術論文にまとめ,国内研究会,国際会議で研究成果を発表した.ICCE2010においてBest Poster Presentation Awardを受賞した.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] ノートとデジタル教材の融合により"学習内容を書き留めること"を促進するPaper-Top Interfaceの設計・開発2010

    • 著者名/発表者名
      光原弘幸, 他
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌

      巻: 34(3) ページ: 191-200

    • 査読あり
  • [学会発表] AR技術を用いたノートとデジタル教材の融合2011

    • 著者名/発表者名
      光原弘幸, 他
    • 学会等名
      動的画像処理実利用化ワークショップ2011
    • 発表場所
      四国大学交流プラザ
    • 年月日
      2011-03-03
  • [学会発表] Prototyping Paper-Top Interface as Note-taking Support2010

    • 著者名/発表者名
      Toshiyuki Moriyama, et al.
    • 学会等名
      Int.Conf.on Computers in Education 2010
    • 発表場所
      マレーシア,プトラジャヤ
    • 年月日
      2010-12-01
  • [学会発表] 飛び出さない教科書:教室授業の現状を踏まえたノートテイキング支援用Paper-Top Interface2010

    • 著者名/発表者名
      森山利幸, 他
    • 学会等名
      エンタテインメントコンピューティング2010
    • 発表場所
      京都工芸繊維大学
    • 年月日
      2010-10-23

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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