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2011 年度 実績報告書

非同期e-Learningにおける動画像を用いた課題に基づく本人確認手法

研究課題

研究課題/領域番号 21700825
研究機関北里大学

研究代表者

高橋 勇  北里大学, 一般教育部, 准教授 (40345674)

キーワードe-Learning / 遠隔授業 / 本人確認 / ネットワーク / LMS / 対話環境
研究概要

本研究では,主に非同期e-Learning形式の授業において,パソコン上での学習作業の様子を,学習者の顔の映像と発話している音声と同時に記録して教員との間でやりとりすることで,教育活動の流れの中で本人確認を行う手法を提案している.本手法は教員に確認の負担はかかるが,従来のパスワードやICカード等のいわゆるシステムの入口での認証とは異なり,学習しているのが本人であることの証拠を残せる点に特徴があり,e-Learningの本人確認のみならず,パソコンを用いて課題を提出するタイプの授業において,学習内容にもとづく本人確認ができる点に意義がある.本年度は本申請の最終年度であり,学習者の振る舞いを記録するシステムの完成と,できるだけトラブルが発生しにくい運用方法の確立を目指して研究を進めた.昨年度の研究では,試験的な運用を通じてシステム上の問題や実運用時に発生するトラブルなどを洗い出し,解決方法について検討した.本年度はその結果に基づいてさらにシステムを改良し,本補助金を用いて,これまでよりも多種多様な環境での動作検証や運用試験を行い,一般の利用者が利用可能なレベルのソフトウエアを完成させた.運用方法についても見直しを行い,それにもとづいて本手法を対面形式の授業での課題提出物の本人確認と,非同期e-Learning形式の授業での本人確認に実際に利用した.その結果,運用時の質問やトラブルの総数は昨年度の半数以下にまで減らすことができた.本年度の研究により,本人確認のために学習者自身に学習活動の振る舞いと顔と音声を記録させる手法については確立できたといえる.この成果は教育システム情報学会2011年度第5回研究会で発表し,その研究報告としてまとめた.また,本研究の成果を広く一般に還元するため,作成したプログラムをWebページ上で公開した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 作業録画システムを用いたe-Learning本人確認の運用2012

    • 著者名/発表者名
      高橋勇
    • 学会等名
      2011年度第5回教育システム情報学会研究会(教育システム情報学会研究報告,vol.26,no.5,27-34)
    • 発表場所
      鹿児島大学郡元キャンパス(鹿児島)
    • 年月日
      2012-01-21
  • [備考]

    • URL

      http://www.clas.kitasato-u.ac.jp/~takahasi/Research/WorkRec/

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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