研究概要 |
本調査ではB級の逆断層を研究対象として調査を行った.北陸地方の活断層(魚津断層,森本-富樫断層)では地震の再来間隔に揺らぎが認められる可能性が高いことが判明したのに対し,深谷断層ならびに山形盆地断層では最近数万年間に限ってはほぼ等間隔で地震を発生させている可能性が高いことが判明した.今後は比較対象として調査を始めている九州北部の活断層やこれから調査を予定している東北地方の活断層(千屋断層,庄内平野東縁断層)などのデータを蓄積し,地震の再来間隔の揺らぎがどのような条件下で発生するのかを解明して行きたいと考えている.
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