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2010 年度 実績報告書

日本における屋外体感温熱指標の検証と分布図の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21700862
研究機関敬愛大学

研究代表者

松本 太  敬愛大学, 国際学部, 非常勤講師 (00449323)

キーワード都市気候 / ヒートアイランド / 生気象
研究概要

近年都市空間では、高温化により快適性が損なわれ、熱中症発生や熱帯夜の増加が顕在化している。この対策(暑熱環境への防御や適応)は喫緊の課題といえる。また都市の熱環境改善を施策とするには、気候環境の面的な研究成果(地図)が重要である。ドイツの諸都市では、気候環境の評価を都市計画や大気汚染対策に活用するために、クリマアトラスという環境主題図の作成が行われている。その一つとして体感温熱環境の分布図が有効だと考えられる。
そこで本研究では熱環境に配慮したまちづくりを目ざし、都市域における体感的な気候環境評価を目的として、典型的な夏季の晴天日において、埼玉県熊谷市などで周辺の建物や土地利用が異なる条件下で気象観測を行った。調査項目は気温、湿度、放射、風向・風速等の気象要素で定点観測、および徒歩、自動車を用いた移動観測により計測された。この成果にもとづき、屋外における体感温熱指標については、異なる街区における体感温熱環境の評価を行なった。その街路樹下の日陰で最も体感温度が低い値であった。一方、河川付近の街区では、低層の建物が多いため、比較的オープンスペースとなっており、高い値であった。また高層建築物の日陰でも総体的に低い値がみられ、その要因として建物による日射遮蔽の影響等が推察された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 名古屋市茶屋新田における水田と市街地の気候環境の比較2010

    • 著者名/発表者名
      松本太・堀越哲美
    • 学会等名
      第34回人間-生活環境系シンポジウム
    • 発表場所
      新潟大学
    • 年月日
      2010-11-28

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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