研究課題
若手研究(B)
水蒸気や雪に含まれる化学物質が、どのように極域へ輸送されているかという物質循環過程を知ることが重要である。沿岸から内陸地域間への水および化学物質の輸送経路を明らかにするとともに、物質の沈着量を明らかにすることを目的とした。本研究では、ドームふじルート上で採取した表面積雪試料の水の安定同位体比や各化学成分濃度の測定を行った。その結果、南緯73度付近より内陸では成層圏由来と考えられる成分が増加しており、沿岸と内陸地域では、表面積雪の化学特性が異なることが分かった。
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Annals of Glaciology Vol.52(印刷中)
ページ: 58