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2009 年度 実績報告書

二次元pHセンサの開発と海底におけるpHプロファイルの可視化手法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21710024
研究機関独立行政法人海洋研究開発機構

研究代表者

小栗 一将  独立行政法人海洋研究開発機構, 海洋・極限環境生物圏領域, 技術研究主任 (10359177)

キーワードpH / 可視化 / 堆積物-水境界
研究概要

平成21年度、pHセンサの基本設計と開発、現場観測用装置の開発を行った。pHセンサについては、pHによって赤色光の吸光度が変化する色素、αナフトールフタレインをバインダと共に平面フィルムの上に塗布する、平面センサ開発のための実験を行った。しかしながら、溶媒にバインダとなるオチルセルロースと、吸光指示薬であるαナフトールフタレインを溶かしたものを作り、これを透明なプラスチックフィルムの上で蒸発させるだけでは、αナフトールフタレインの変色が十分に確認できるほどばインダ内における濃度が高いセンサを作ることが出来ないことが分加かった。この問題を解決するには、αナフトールフタレインをエチルセルロース内に効率的に埋め込むための処理(具体的には、αナフトールフタレインをトルエンに溶解させやすい様、あらかじめテトラオクチルアンモニウムヒドロキシド・メタノール溶液に溶解させておく)が必要であることが明らかになった。現場観測装置については、耐圧容器内に市販のCCDカメラと励起光源を組み込んだものを開発した。この装置の前面には潜望鏡が取り付けられており、この部分に開発中の平面センサを貼り付けて、潜望鏡部分を堆積物-水境界に差し込むことで、pH分布の現場観測を行う、という設計である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 光で酸素を見る~二次元酸素オプトードセンサの原理と海底観測への適用2010

    • 著者名/発表者名
      小栗一将
    • 学会等名
      2010土壌水分ワークショップ
    • 発表場所
      キャンパスイノベーションセンター東京、東京
    • 年月日
      2010-03-13
  • [学会発表] Development of planar O_2 optodes in JAMSTEC2009

    • 著者名/発表者名
      Kazumasa Oguri
    • 学会等名
      2nd Japanese German Joint Seminar on Molecular Imaging Technology for Interdisciplinary Research
    • 発表場所
      レーゲンスブルク大学分析化学研究所、ドイッ・レーゲンスブルク
    • 年月日
      2009-09-02

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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