堆積物-水境界におけるpH分布を可視化するため、(1)二次元pHセンサの開発、(2)蛍光を自動的に時系列測定する装置の開発、(3)海底における現場型観測装置の開発を行った。その結果、(1)alpha-NaphtholphthaleinとTetraphenylporphyrinをバインダに溶かしたセンサを試作し、半定量的なpHの二次元分布を可視化した。(2)センサの評価を行うための、蛍光の自動取得システムを開発した。(3)深海底の現場において、pHや酸素などの二次元プロファイルを測定する装置を開発し、相模湾・初島の海底において設置試験を行い、運用における安定性を確認した。
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