本研究では、「地域からの持続可能社会構築研究~環境共生を視座として」と題し、日本の地域が目指すべき持続可能社会像を示すため、2つのサブテーマを設定した。 サブテーマ1)「地域の自然条件に合わせた農的営みによる都市再生に関する研究」においては、田園都市論に裏打ちされた地域の特性をふまえ、環境共生社会が構築されている国内外の諸都市において何が決め手となっているのか、構成要素(ツール)を検証した。 また、サブテーマ2)住民コミュニティ主体の環境共生地域のソフト的要因に関する研究」においては、住民に受容されているシステムとして、農的営み(ガーデニング、家庭菜園など)の有効性のみならず、象徴性、活動性、などという要因の抽出と、その定量化を行った。
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