エタノールクラスター構造解析に基づく水/エタノール高速分離技術の開発

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21710083
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 環境技術・環境材料
• 研究機関: 兵庫県立大学
• 研究代表者: 大幸 裕介 兵庫県立大学, 工学研究科, 助教 (70514404)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• キーワード: 省エネルギー技術 / バイオエタノール / 分離

研究概要

交互積層法によってフッ素系高分子(NafionR)超薄膜を積層したシリカ粒子を作製した。得られたNafion修飾シリカ粒子は水滴の静的接触角が150度以上の超撥水性を示し,また疎水性相互作用によって粒子1g当たり0.042mLのエタノールを吸着することがわかった。親水/撥水性の違いを利用した水/エタノール分離について検討したところ、室温でアルコール濃縮(20vol.%→24vol.%)を確認できた。

研究成果

• [学会発表] 交互積層法によるシリカ粒子の撥水化とアルコール吸着特性 (2011)
  • 著者名/発表者名: 舩岡達也、大幸裕介、嶺重温、小舟正文、矢澤哲夫
  • 学会等名: 日本化学会第91春季年人会
  • 発表場所: 神奈大学
  • 年月日: 2011-03-27
• [学会発表] シリカ粒子表面の疎水/親水ナノコーティングおよびエタノール吸着特性 (2011)
  • 著者名/発表者名: 大幸裕介・神哲郎・矢澤哲夫
  • 学会等名: 日本セラミックス協会2011年年会
  • 発表場所: 静岡大学
  • 年月日: 2011-03-17
• [学会発表] Water/ethanol rapid separation for utilizing bio-alcohol (2011)
  • 著者名/発表者名: Y.Daiko・T.Yazawa
  • 学会等名: Symposium on SUT
  • 発表場所: Suranaree University of Technology(Thai)Invite
  • 年月日: 2011-02-04
• [学会発表] Water/alcohol separation utilizing ultra-hydrophobic Multi-layered silica particles Prepared by Self-Assembly Technique (2010)
  • 著者名/発表者名: Y.Daiko・T.Jin・T.Yazawa
  • 学会等名: 3^<rd> International Congress on Ceramics
  • 発表場所: 大阪国際会議場
  • 年月日: 2010-11-16
• [学会発表] 超撥水性シリカ粒子を利用した水/アルコール高速分離技術の開発 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大幸裕介・神哲郎・矢澤哲夫
  • 学会等名: 日本セラミックス協会2010年年会
  • 発表場所: 東京農工大学
  • 年月日: 2010-03-24
• [学会発表] 液相ナノコーティング技術によるシリカ粒子の撥水化とアルコール分離への応用 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大幸裕介・神哲郎・矢澤哲夫
  • 学会等名: 日本セラミックス協会2009年秋季シンポジウム
  • 発表場所: 愛媛大学
  • 年月日: 2009-09-16
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://www.eng.u-hyogo.ac.jp/msc/msc5/2011v/top.html