• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

マイクロアレイ解析の再現性・感度・特異度を飛躍的に向上させるデータ解析手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21710208
研究機関東京大学

研究代表者

門田 幸二  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 特任助教 (60392221)

キーワードマイクロアレイ / バイオインフォマティクス / 遺伝子発現
研究概要

本研究では、マイクロアレイ解析において、特に発現変動遺伝子検出を再現性・感度・特異度高く行うための手法の開発およびガイドラインの策定を目的として研究を行った。平成23年度は、米国FDA主導のマイクロアレイ品質管理(MAQC)プロジェクトによって提案されたガイドライン「緩めのp値によるカットオフと倍率変化によるランキング」よりも「研究代表者が開発した発現変動遺伝子ランキング法WAD(Kadota et al.,Algorithms Mo1.Biol.,2008)」のほうが発現変動遺伝子レベルだけでなく高次の機能解析レベルでも(感度・特異度の高さを保ったまま)再現性が高いという平成22年度に得られた成果内容のままで論文発表を行うことができた(Kadota and Shimizu,BMC Bio informatics,2011),
これまで一定数の研究者が米国主導のMAQCプロジェクトが2006年に提案したガイドラインに従ってマイクロアレイデータ解析を行ってきた。本研究で得られた結論は、MAQCのデータセットおよび再現性の評価基準に基づいて得られたものでる。したがって本研究で得られたガイドラインは、無数に存在する発現変動遺伝子検出法からよりよい解析結果を導くための手法選択におけるMAQCガイドラインを完全に凌駕するものである。このガイドラインを採用することにより、比較したい二つのサンプル間で発現の異なる候補遺伝子をランキングした結果の感度・特異度の向上が期待される。また、大規模に多くの研究機関で同様な状態の二群間比較を行う場合に、候補遺伝子ランキング結果のばらつきが大幅に減少することが期待される。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Evaluating methods for ranking differentially expressed genes applied to MicroArray Quality Control data2011

    • 著者名/発表者名
      Kadota K and Shimizu K
    • 雑誌名

      BMC Bioinformatics

      巻: 12 ページ: 227

    • DOI

      DOI:10.1186/1471-2105-12-227

  • [学会発表] Rでトランスクリプトーム解析2012

    • 著者名/発表者名
      門田幸二
    • 学会等名
      2011年度HPCIチュートリアルセミナー
    • 発表場所
      生命情報工学研究センター(東京都)
    • 年月日
      2012-03-09
  • [学会発表] Rによるトランスクリプトーム解析~NGS由来塩基配列データを自在に解析する~2012

    • 著者名/発表者名
      門田幸二
    • 学会等名
      Rでつなぐ次世代オミックス情報統合解析研究会
    • 発表場所
      理化学研究所横浜研究所(神奈川県)
    • 年月日
      2012-02-22
  • [備考]

    • URL

      http://www.iu.a.u-tokyo.ac.jp/~kadota/

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi