研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、20 世紀初めのアメリカ合衆国において、人種や民族、国家や「家庭」をめぐる言説形成に、移民女性たちがどう関わったのか分析することである。特に、 「他者化」されていくアジア系移民と、白人アメリカ市民としての同化を目指した東欧系移民の経済・政治・文化・社会的背景を比較した。移民新聞など様々な資料の収集と量的、質的内容分析を通じ、移民女性たちが生み出す言説や言説形成の過程が、故郷やアメリカ合衆国の人種、民族、国家像の形成と深く関連していることが明らかになった。研究を通じ、近代の越境的なメディア活動に関する理論への理解を深め、越境という概念を検証することができた。
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英語英米文学
巻: 51巻 ページ: 83-99
Japan Forum
巻: Vol.21, No.2 ページ: 255-276
http://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/09555801003679165#.Ub5325UWg4Y