研究課題
若手研究(B)
本研究は、19世紀フランスの哲学者シャルル・ルヌーヴィエ(Charles Renouvier, 1815~1903)の実践哲学の構造を明らかにし、また、その思想史上の意義を明らかにすることを目指した。日本では十分に知られていないルヌーヴィエであるが、人間の哲学的自由ならびに政治的自由を根底に置くその哲学は、フランス第三共和制の成立に、理論面から多きな寄与を与えたこと、ならびに、カント哲学のフランスへの流入とその改変において、大きな功績を果したことが明らかにされた。
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哲学年報
巻: 第58号 ページ: 1-17
創文
巻: No.526 ページ: 12-15