研究課題
若手研究(B)
本研究は、ヘレニズム・ローマ期の哲学における運命と自由意志に関する諸理論と論争の全体像を検討した。その主要な成果としては、ストア派や新プラトン主義の運命論と自由論がもつ思想史的・哲学的な意義をめぐる複数の論文や学会発表、プロクロス『摂理、運命とわれわれ次第のものについて』の日本語初訳(田子多津子氏との共訳)のほか、西洋哲学史シリーズ本の一章におけるヘレニズム哲学の解説があり、また研究書の公刊に向けて準備を整えた。
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西洋古典学研究
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ギリシャ哲学セミナー論集
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スピノザーナ:スピノザ協会年報
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新プラトン主義研究
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倫理学年報
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