研究課題
若手研究(B)
中世後期から近世初頭における吉田家の神社研究の根底には、南北朝期以来の『延喜式』「神名帳」という古典に対する関心及び研究活動が存在することが確認された。ただし、それらは単なる古典研究という範疇にとどまるものではなく、同家が神祇道家として諸国の神社への影響を強くしていく中で必要不可欠の営みであること、すなわち「式神名帳」とそれに基づいた神社研究が、神祇道家としての同家の確立を支えた重要な拠り所の一つであったことが理解された。
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