図形楽譜における音楽音響想起と音楽的スキーマのコレスポンデンス分析

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21720048
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 芸術学・芸術史・芸術一般
• 研究機関: 信州大学
• 研究代表者: 小野 貴史 信州大学, 教育学部, 准教授 (10362089)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 音楽心理学 / 音楽音響想起過程

研究概要

本研究は、音楽経験値の異なる4群の被験者集団に対して、4通りの図形楽譜を見せ、どのような音または音楽が想起されるか、ということを自由記述式テキストマイニングとコレスポンデンス分析によって調査・分析する研究である。結果は、読譜知識と音楽的スキーマが専門的になればなるほど画一的解釈となり、縦軸が音高、横軸が音価というバイアスに縛られる傾向が顕著に見られた。

研究成果

• [雑誌論文] 音楽聴取時の心理的指標と脳生理的指標の比較 (2012)
  • 著者名/発表者名: 齊藤忠彦、小野貴史
  • 雑誌名: 日本感性工学会論文誌 巻: vol.11-No.3 ページ: 427-434
  • DOI: DOI:10.5057/jjske.11.427
  • 査読あり
• [雑誌論文] 音楽におけるパラテクスト性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小野貴史
  • 雑誌名: 信州大学教育学部研究論集 巻: 第5号 ページ: 109-122
  • 査読あり
• [雑誌論文] 機能和声概念とジャズ和声における現象的な類似 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山本理人、小野貴史
  • 雑誌名: 信州大学教育学部研究論集 巻: 4号 ページ: 113-126
  • 査読あり
• [雑誌論文] ヨーロッパ近代音楽とジャズ和声における相互関係の研究 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山本理人、小野貴史
  • 雑誌名: 信州大学教育学部研究論集 巻: 3号 ページ: 101-114
  • 査読あり
• [雑誌論文] 音楽的スキーマ構築過程における聴取馴化測定-SD法を援用した親和性因子と構造把握因子の分析- (2010)
  • 著者名/発表者名: 小野貴史
  • 雑誌名: 学校音楽教育研究 巻: 第14巻 ページ: 101-102
• [学会発表] 音楽フレージングの構造分析試論 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山本理人、小野貴史、岩城美緒
  • 学会等名: 音楽音響芸術研究会2011年度研究大会
  • 発表場所: 立教大学
  • 年月日: 2011-09-23
• [学会発表] 図形楽譜による音楽音響想起のパターン認識構造 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小野貴史
  • 学会等名: 音楽音響芸術研究会2011年度研究大会
  • 発表場所: 立教大学
  • 年月日: 2011-09-23
• [学会発表] 音楽とイメージの領域を考える-スキーマとパラテクストによる音楽認知の構造- (2010)
  • 著者名/発表者名: 小野貴史
  • 学会等名: 音楽音響芸術研究会2010研究大会
  • 発表場所: 立教大学
  • 年月日: 2010-09-20
• [学会発表] 創作をどう行なっていくか (2010)
  • 著者名/発表者名: 小野貴史
  • 学会等名: 第2回長野市中音楽教科研究会
  • 発表場所: 長野市立松代中学校(招待講演)
  • 年月日: 2010-08-09
• [学会発表] Codex Matsushiro (2010)
  • 著者名/発表者名: 小野貴史
  • 学会等名: 松代現代美術フェスティバル
  • 発表場所: 松代藩文武学校
  • 年月日: 2010-07-18
• [学会発表] 音楽的スキーマ構築過程における聴取馴化測定-SD法を援用した親和性因子と構造把握因子の分析- (2009)
  • 著者名/発表者名: 小野貴史
  • 学会等名: 日本学校音楽教育実践学会第14回全国大会
  • 発表場所: 代々木オリンピック記念青少年総合センター
  • 年月日: 2009-08-22
• [備考]
  • URL: http://soar-rd.shinshu-u.ac.jp/profile/ja.jpShPpkF.html