研究課題
若手研究(B)
1945年以前に出版された「北星堂」の刊行物を調査・収集し、その特徴や傾向について整理した。そのうち、昭和戦前期における日本近代文学の英訳刊行物(夏目漱石、谷崎潤一郎、芥川龍之介、菊池寛など)を取り上げ、翻訳出版の意図やその歴史的意義について考察した。研究をとおして、昭和戦前期の社会動向と複雑な関係を持ちながら、英語による日本文化・日本文学の対外紹介の試みが継続されたことが明らかになった。
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日本文学 第58巻第11号
ページ: 13-23