研究課題
若手研究(B)
本研究では、現在一般的に読まれている『源氏物語』の歴史的意義について再検討した。この作品には、同じ"源氏物語"の名を有しながらも内実を異にした様々な源氏物語が存在していた。本研究では、そうした同名異体の源氏物語に着目し、成立から約200年後には既に本来の形態がわからなくなってしまっていたとされる本作品が、「作者最終稿」という概念のもとに変容し、現在の形態へと固定化されていくまでの過程を明らかにした。
すべて 2012 2011 2010 2009
すべて 図書 (4件)