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2009 年度 実績報告書

魔術的リアリズムの表象研究―ポストモダニズム、ポスト植民地主義、アメリカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 21720090
研究機関東京学芸大学

研究代表者

山口 和彦  東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (20361214)

キーワード賛術的リアリズム / ポストモダン小説
研究概要

本研究の大枠は、文学・美術・映画分野をはじめとする文芸諸ジャンルにまたがる表現様式である「魔術的リアリズム」を、「ポストモダニズム」「ポスト植民地主義」「アメリカニズム」および「グローバリズム」との関連において考察することであるが、H21年度は、とりわけ関連資料を広範に入手すること、さらには中間的成果として、国内学会での口頭発表、および大学紀要論文として発表することを目標とした。前者に関しては、日本アメリア文学会全国(於秋田大学)における研究発表「Robert CooverのThe Public Burningにおける戯画的想像力」として結実した。これはRobert Cooverのブラック・ユーモア小説における主人公Richard Nixonが、冷戦期のアメリカニズムとの関連においてどのように(リアリズムに依拠せずに)表象されているのかを明らかにしたものである。後者に関しては、東京学芸大英語科の紀要『英学論考』の論文「Herblock×Nixon」として一応の形を見たが、政治風刺漫画家Herblock (Herbert Block)によるNixon表象を概観する本稿は、前者の準備的論考といった体裁のものである。海外での資料収集に関しては、米国のペンシルヴァニア州立大学を中心に行い、あわせてカリフォルニアのRichard Nixon Presidential Library and MuseumとワシントンDCの国会議会図書館における調査、Herblock Foundationにおける図版版権取得を行った。また、次年度に行われる米国比較文学会における研究発表(村上春樹の小説について)のための準備を行った(受託済)。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Herblock×Nixon2009

    • 著者名/発表者名
      山口和彦
    • 雑誌名

      英学論考 38

      ページ: 55-66

  • [学会発表] Robert Coover の The Public Burning における戯画的想像力2009

    • 著者名/発表者名
      山口和彦
    • 学会等名
      日本アメリカ文学会第48回全国大会
    • 発表場所
      秋田大学
    • 年月日
      2009-10-10

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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