研究課題
若手研究(B)
本研究では、日・英・独語において、変則的な格表示をみせるため「例外」と見なされてきた文法現象に統一的な記述と説明を与える試みである。英語の使役(受動)文、日本語の受動詞、独語の「自由な与格」とその解釈についての研究成果に基づき、個体と事象との間に一種の「所有関係」を認め、形式化することで、イベントの内外に生起する個体の格表示に、類型論的に興味深い分類基準を見出し得る可能性を指摘することができた。
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Neue Beitrage zur Germanistik
巻: 141号 ページ: 73-90
日本独文学会研究叢書
巻: 73巻 ページ: 47-65