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2010 年度 実績報告書

ベトナム華人社会における言語生活の調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 21720147
研究機関鹿児島大学

研究代表者

三木 夏華  鹿児島大学, 法文学部, 准教授 (80363604)

キーワードベトナム / 華人 / 広州方言
研究概要

平成22年5月に韓国・漢陽大学校における国際シンポジウム(第六届中国地域文化与語言国際言討会)にて21年度の調査結果の発表(発表題目「ベトナム・ホーチミン市における華人の広州方言の音韻体系」)を行った。また、平成22年9月にベトナムホーチミン市にて、前年度に引き続き、ホーチシン在住華人の語彙・文法調査を行い、さらに変音や連独変調などの音韻特徴も調査した。その調査結果は「ベトナム・ホーチミン市における広州方言語彙」(『鹿大史学』58号、)「越南胡志明華人広州話音系」(『中国地域文化與語言国際研討会論文集』現在印刷中)において報告した。また、東南アジアの華人・華僑の用いる漢語方言の研究分野において、最近中国において多くの調査報告が出されていて、例として『首届海外漢語方言国際研討会論文集』(2009年曁南大学出版社)、『泰国的三箇漢語方言』(2010年曁南大学出版社)などの著作が挙げられる。これらの書籍にはベトナムの近隣諸国の華人の方言概況が報告されているため、昨年度から行ってきたベトナム・ホーチミンにおける広州方言の調査結果を、先行研究を用いてマレーシア・クアラルンプールの同方言の特徴と比較し、両地域の広州方言の差異を社会言語学的な視点から考察を行った。この研究成果は「東南アジア華人社会における広東語-ベトナム・ホーチミンとマレーシア・クアラルンプールとの比較を通して-」『クロスボーダーの地域学』(2011年 竹内勝徳・藤内哲也・西村明編 南方新社)に発表した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 東南アジア華人社会における広東語-ベトナム・ホーチミンとマレーシア・クアラルンプールとの比較を通して-2011

    • 著者名/発表者名
      三木夏華
    • 雑誌名

      クロスボーダーの地域学(竹内勝徳・藤内哲也・西村明編)

      ページ: 85-104

  • [雑誌論文] ベトナム・ホーチミン市における広州方言語彙2011

    • 著者名/発表者名
      三木夏華
    • 雑誌名

      鹿大史学

      巻: 58号 ページ: 35-44

  • [雑誌論文] 越南胡志明市華人粤話音系2011

    • 著者名/発表者名
      三木夏華
    • 雑誌名

      中国方言-語言学与文化的意蘊

      巻: (印刷中)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ベトナム・ホーチミン市における華人の広州方言の音韻体系2010

    • 著者名/発表者名
      三木夏華
    • 雑誌名

      人文学科論集

      巻: 72号 ページ: 147-176

  • [学会発表] 越南胡志明華人広州話音系2010

    • 著者名/発表者名
      三木夏華
    • 学会等名
      第六届中国地域文化與語言国際研討会
    • 発表場所
      韓国・漢陽大学校
    • 年月日
      2010-05-01

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公開日: 2012-07-19  

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