研究課題
若手研究(B)
目的と原因を表すタメニを採り上げて奈良時代から江戸時代までの資料を調査した。その結果、以下のことが明らかになった。(1)目的用法は「セム(ガ)タメニ」の構文から「スルタメニ」の構文に変化すること。(2)原因用法は「スル(ガ)タメニ」の構文から「シタタメニ」の構文に変化すること。(3)変化の転換期は17世紀頃であること。(4)事態の実現の捉え方が変化したことが変化の要因となったこと。
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愛知県立大学国文学会
巻: 60 ページ: 53-68
日本語文法の歴史と変化
ページ: 89-117
平家物語の多角的研究
ページ: 45-61