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2009 年度 実績報告書

敗戦後の日本語ナショナリズム言説に関する基礎的研究-元宣教師の日本語教育経験から

研究課題

研究課題/領域番号 21720182
研究機関秋田大学

研究代表者

牲川 波都季  秋田大学, 国際交流センター, 准教授 (30339733)

キーワード日本語教育史 / キリスト教宣教師 / 言語ナショナリズム / オーラルヒストリー / 改革派教会
研究概要

[平成21年度前半]日本在住経験のある元/現宣教師に対するインタビュー調査の準備および現地(アメリカ・ミシガン州)での調査を行った。現地調査では,元/現宣教師,計13名に平均1時間強程度のインタビューを実施し,東京日本語学校等における日本語や日本文化の教授メソッド・教授内容を詳細に聞き取るとともに,学校組織以外での日本語や日本文化学習に関する個人的な学びの経験,困難について聞き取りを行った。同時に,宣教師によって書かれた手記やそれが掲載された雑誌の存在,また改革派教会の日本での活動に関する資料についての情報および収集方法に関する知識を得た。[平成21年度後半]インタビュー調査の結果の文字化を進めた。[研究実施内容の意義]占領期終了直後から1960年代にかけての日本語・日本文化教育および学びについて,従来の文献調査研究や教育者の回想ではなく,学習者自身の語りを通して実態を明らかにしうるという見通しを得た。他方で,当初の分析対象であった占領期については,インタビュー対象者に当該時期に在日していた者がおらず調査しえなかった。占領期下については,当時の文献収集・分析,宣教師以外のアメリカ軍関係者等を調査対象とするなど,別の研究方法が求められよう。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 実践論は問いかける―川上郁雄編著『「移動する子どもたち」の考える力とリテラシー―主体性の年少者日本語教育学』2009

    • 著者名/発表者名
      牲川波都季
    • 雑誌名

      リテラシーズ 4

      ページ: 141-148

    • 査読あり
  • [雑誌論文] イメージとしての力2009

    • 著者名/発表者名
      牲川波都季
    • 雑誌名

      リテラシーズ 4

      ページ: 151-156

  • [学会発表] パネル日本文化を教えない海外日本語教育という選択―フランス・韓国・アメリカにおける高等教育機関での実践事例から(研究代表者の担当発表「日本文化」がないと海外日本語学習者は動機付けられないのか」)2009

    • 著者名/発表者名
      田中里奈・山本冴里・牲川波都季
    • 学会等名
      2009年度豪州日本研究大会―日本語教育国際研究大会JSAA-ICJLE2009
    • 発表場所
      ニュー・サウス・ウェールズ大学(オーストラリア)
    • 年月日
      2009-07-15
  • [学会発表] 日本語コミュニティを創り出す―アメリカ高等教育機関での日本語教育実践より2009

    • 著者名/発表者名
      牲川波都季
    • 学会等名
      国際研究集会2009外国語教育の文脈化:『ヨーロッパ言語共通参照枠』+複言語主義・複文化主義+ICTとポートフォリオを用いた自律学習
    • 発表場所
      京都大学
    • 年月日
      2009-04-04
  • [備考]

    • URL

      http://www.pcix.akita-u.ac.jp/kokusai/segawa/index.htm

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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