本研究ではパスワードで保護されたウェブサイトにアップロードされた短いビデオにより、日本人経営学部学生の「異文化に対する姿勢」("Intercultural posture")のレベルを増やすことに効果的であったことを認めた。定期的な15週間に及ぶ異なる国々について学ぶセミナーにより学生の意識レベルが高まった。しかしながら学生はアジア諸国よりも北アメリカ、ヨーロッパの国々に高い興味のレベルを示した。コミュニケーション意欲のレベルに関して言えば、女子経営学部学生のほうが男子学生よりはるかに高いレベルの意欲が見られた。さらにマーケティング専攻の学生は経営学科、ファイナンス学科に比べてコミュニケーション意欲のレベルがはるかに高い結果となった。最終的に学生が英語のポスターセッションで実際に使用する英語は、彼らの意欲レベルに比例することが明らかになった。意欲レベルの高い学生はポスターセッションの発話者に質問する傾向にある。さらに意欲レベルが高い学生は経営学部学生とポスターセッションの発話者の問で長い英語会話が行われ、発話者より肯定的なフィードバックを受けた。
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