(1)6月から9月まで、システム作成に取り組んだ。基本デザインができてから、語彙の選択1データベースへの入力を行った。 (2)研究代表者の一年生向けの早稲田大学のGateという英語の2クラス(46人)の学習者で調査を行った。リーディング教材は選択した500語彙の入った自作のものとなった。語彙の上達はこの500語粟を中心とした独自のテストで10月の事前調査と1月の事後調査によって調べた。事前調査と事後調査の間の期間の学習者のタスク中のログ記録によって、学生がどのように知らない単語を調べたかを調べた。 (3)10月~11月の学習者の行動を分析し始めて、11月末にJALT学会大会で中間発表を12月にさらに分析したデータをタイで開催されたGloCALL学会で中間発表を行った。 (3)1月末に事後調査終了後、授業中に学習者の感想をアンケートで聴取した。 (4)2月~3月に事前調査と事後調査の結果と共に、ログ記録とアンケートの分析を行った。 (5)「語彙力の上達」と「学習者の注釈の使用行動」と「ソフトの適正の調査」の3つのテーマに沿って、分析を行った。平成22年度に向けてのデータ入力を始めた。 (a)「語彙力の上達」は、事前と事後の調査を元にして、学習者プロフィールのソフトの効果を分析した。 (b)学習者の注釈の使用行動」は、記録ログの分析のよって、学習者はどのときに注釈を使用し、学習者の注釈形式の好みを調査した。 (c)「ソフトの適正」は、具体的にソフトの長所・短所を調べて、学生のアンケートと研究者の観察に基づいて、ソフトそのものを調査した。 (6)平成21年度は、国内学会であるJALT学会大会で、予定通り途中経過発表をした。JACET大学英語教育学会と米国のTESOL学会で発表を予定していたが、役職の仕事の都合により出席できなかった。その代わりに、同等レベルのGloCALL学会で発表をすることができた。
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