研究課題
若手研究(B)
近世~近代移行期の公娼制度の特質を、それを規定する周辺社会のあり方との関わりに配慮しながら、近代社会形成の歴史過程に公娼制度を位置づけることをめざした。具体的には、神戸・大阪・金沢の諸都市における公娼制度のあり方について、明治5年の「芸娼妓解放令」の前後でいかなる変容を遂げるか(遂げないか)を、各地域における法制度とそれに対抗する地域社会(「遊廓社会」や「遊女屋仲間」など)との相克の過程として内在的に理解することにつとめた。
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日本史研究
巻: 581 ページ: 79-88
年報都市研究
巻: 17 ページ: 24-38
女性史学
巻: 19 ページ: 91-108