平成21年度における科学研究費補助金を用いた調査・研究においては、日本近代に収集、作成された資料のなかから、「明治維新」および「志士」について書かれた史料を抽出し、同史料の撮影およびデータ入力にあたった。また、関連する歴史遺跡をめぐり、記念碑のほか石造物の撮影、碑文の入力・解析をおこなった。なお本年度の調査は、平良聡弘氏(花園大学非常勤講師)の協力を得た。内容は以下の通り。 ・高知市内における明治維新関連史跡の撮影 ・高知市立自由民権記念館における「土陽新聞」の閲覧、複写 ・佐川町立青山文庫における明治維新関係資料の閲覧、撮影 ・福岡県立図書館における戦前期の県内で出版、刊行された「郡史」における「勤王志士」に関する記事・記述の閲覧、データ入力 ・鹿児島県歴史資料センター黎明館における同館に寄託収蔵される玉里島津家史料および『鹿児島県史』編纂史料に関する調査、撮影 ・鹿児島大学附属図書館における同館所蔵「玉里文庫」に関する閲覧、複写 ・会津若松図書館における会津藩関係の書籍の複写および撮影 ・会津若松市内の戊辰戦争史跡の調査、撮影 ・史跡田原坂など熊本県植木町内の西南戦争関係史跡の調査、撮影
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