研究課題
若手研究(B)
本研究では、まず進歩的教育学者の代表格・宗像誠也をとりあげ、宗像のなかで戦争末期に浮上した情緒的なナショナショナリズムこそが戦後に継承され、それが政府と対決していくうえでの原動力となったことを明らかにした。次に、進歩的教育学者と最も対抗関係にあった高山岩男をとりあげて、実のところ対立する進歩派とは目指すべきシンボルが共有されており、それゆえに両者の対立は激しくならざるを得なかったことを明らかにした。この点は戦後日本の保革対立の構造を理解する手がかりとなるものである。
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福岡大学人文論叢
巻: 第43巻第1号 ページ: 645-695
巻: 第42巻第2号 ページ: 661-711
巻: 第42巻第1号 ページ: 315-362