研究課題
若手研究(B)
植民地期朝鮮において展開された文化運動の性格は、従来、日本の植民地支配に対する「抵抗」の論理として評価されてきたが、実際にはそのような「抵抗」の論理を体現しつつも、支配権力との関係は常に対抗的であるわけではなかった。「文明」への希求、政策への協力といった次元において、支配権力との間で緊張関係を強いられたのであった。本研究では、教育、言論、生活改善などの側面に注目しながら、この関係性について明らかにするほか、支配権力による朝鮮文化構築への介入の実態について調査した。
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