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2009 年度 実績報告書

モロッコにおける「先住民」運動の成立と展開をめぐる歴史人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21720320
研究機関東京外国語大学

研究代表者

齋藤 剛  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (90508912)

キーワード人類学 / 先住民 / モロッコ / ベルベル / アマズィーグ
研究概要

本研究の目的の一つは、先住民運動としてのアマズィーグ運動の歴史的展開と現状を明らかにすることにある。この目的に沿って、本研究では3つの調査課題を設定していたが、課題の第一点目、「アマズィーグ運動の歴史的背景」の研究については、ラバトにある国立図書館で文献資料収集を実施した。二つ目の課題は「アマズィーグ運動の現状調査」であるが、これについては王立アマズィーグ学院、ラバト市、カサブランカ市などに拠点を有するアソシエーションの人々へのインタヴューや聞き取り調査、アマズィーグ語教育に携わっている教員への聞き取り調査を実施した。第三の課題は一般住民の実態調査であるが、ベルベル人の故地の一つ、モロッコ南部における伝統的イスラーム学校の復興活動の現状に焦点を定めて現地調査を行った。草の根レベルでの宗教復興の動きに研究代表者が注意を払っているのは、世俗化の流れにのって展開しているアマズィーグ運動の一般住民レベルでの受容を検討するうえで、宗教復興の流れと運動がいかなる関係にあるのかを解明する必要があるからである。
研究成果としては、一般住民の宗教観の一端を明らかにした論考「バラカ概念再考-モロッコをフィールドとした人類学的ムスリム聖者信仰研究の批判的検討」が、学術雑誌『イスラム世界』誌上に、査読のうえ巻頭論文として掲載をされている。この他、ベルベル人の故郷における民俗歌舞アホワーシュについて簡潔にまとめた「人生の慶びと楽しみを求めて-モロッコのベルベル人と民俗歌舞アホワーシュ」が、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の広報誌『フィールド・プラス』に掲載されている。アホワーシュは、アマズィーグ運動において、アマズィーグ文化の中心的な伝統芸能とみなされているものであり、ベルベル人の故地におけるその実態を把握することは、アマズィーグ運動を論ずるうえでも不可欠である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] バラカ概念再考―モロッコをフィールドとした人類学的ムスリム聖者信仰研究の批判的検討2010

    • 著者名/発表者名
      齋藤剛
    • 雑誌名

      イスラム世界 74

      ページ: 1-32

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 人生の慶びと楽しみを求めて―モロッコのベルベル人と民俗歌舞アホワーシュ2010

    • 著者名/発表者名
      齋藤剛
    • 雑誌名

      フィールドプラス 3

      ページ: 20-21

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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