研究課題
若手研究(B)
本研究は、フランス法上の不当利得制度について、その生成の瞬間を描出し、私法史上の画期として提示する。19世紀における仏独私法の邂逅を機縁とする新たな理論が取引社会の具体的要請と切り結んだことが論証された。同制度は一般的体裁に反して適用範囲において狭隘であるが、この点についても、特異な生成過程および他の諸制度との関係から説明が与えられる。以上の知見は、現代における利得返還法への展望を開くものでもある。
すべて 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (4件) 図書 (2件)
日仏法学 26号
比較法研究 71号
ページ: 214-214
法学協会雑誌 126巻11号
ページ: 2171-2203
法学協会雑誌 126巻5号
ページ: 1049-1090