研究課題
若手研究(B)
国際関係論の中の「合理的選択論」のアプローチは、遵守の要因を、国家の「長期的利益」や「評判」で説明しており、その説明が妥当である分野もあるが、法の内面化作用に関心のある国際法学者が国際条約の遵守を分析する文脈においては、国内アクターがどのような相互作用によって遵守のための国内政治プロセスを形成していったかを検証することを可能にする、「国内政治理論」や「コンストラクティヴィズム」に基づいた分析方法の方がよりなじみやすいと考えられる。アクターが、国際法を使って国内制度を変更する「機会」をどのように使い、「説得」を行っていったのかを追跡するケースの積み重ねが必要である。
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国際法外交雑誌 第109巻1号
ページ: 82-93
Journal of Environmental Law Vol.22, No.2
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ソフトロー研究 第14号
ページ: 64-70
Journal of World Trade Vol.43, No.6
ページ: 1255-1279