研究課題
若手研究(B)
フランスの医療保険は、給付面では皆保険化に向けて人的適用対象を拡大し、財源面では広く国民に医療保険財源を負担させるため租税化が進行した。これらは別個の動きではなく、医療保険における財源の負担者と受給者の対応関係に着目して行われたものである。さらに、これらの動きは社会保障制度への労使の関わり方をも変容させるに至っている。もっとも、雇用創出の観点から、近年租税化の動きは停滞し、低賃金労働者にかかる使用者負担の医療保険料を減免することで、その雇用促進を図る改革が行われている。
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すべて 雑誌論文 (5件)
社会保障法研究 第2号,掲載確定
健保連海外医療保障 第90号,掲載確定
「健康保険制度における事業主の役割に関する調査研究」報告書
ページ: 36-72
海外社会保障研究 第168号
ページ: 78-82
社会保障法(日本社会保障法学会誌) 第24号
ページ: 253-257