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2009 年度 実績報告書

少年行刑法の研究――ドイツを比較対象として――

研究課題

研究課題/領域番号 21730064
研究機関九州大学

研究代表者

武内 謙治  九州大学, 大学院・法学研究院, 准教授 (10325540)

キーワード少年行刑 / 社会復帰 / 不服申立 / 少年刑務所 / 少年刑務所 / 欧州行刑規則
研究概要

本研究は、司法制度の第改革期における少年行刑のあり方とそれをめぐる法的関係の整理・明確化の要請に応えるため、(1)経験的調査(統計分析、ケース研究、アンケート、インタビュー)と(2)ドイツとの比較法研究を通じて、少年行刑制度の運用実態とそれに伴う法的問題を整理し、(3)現行法制度下での法解釈に基づく新たな対応可能性と限界を明らかにするとともに、(4)立法提案を行うものである。
平成21年度の計画は、(1)統計資料・先行調査研究の収集及び分析、(2)比較法文献調査の開始と経験的調査を行う機関や施設の選定、(3)日独両国における予備調査の実施にあった。
本年度、(3)予備調査の実施にまでは至らなかったが、(1)統計資料・先行調査研究の収集及び分析と(2)比較法文献調査の過程において得られた知見を資料にまとめ公表した(「ドイツ少年裁判所法翻訳補遺」、「制裁又は措置を受ける少年の法違反者のための欧州規則」、「カール・ルートヴィッヒ・クンツ「今日の刑事政策の根本的特徴」)。また、少年行刑と密接に関連する鑑別判定の分析に関する論稿を公表した(「「原則逆送」は何をもたらしたのか」)。その他、日本の少年行刑をめぐる法解釈論上の問題について整理した論稿をすでに脱稿しており、これは平成22年度に公表される予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (4件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 「原則逆送」は何をもたらしたのか-鑑別判定の数量的変化からみた少年司法運営の検証2010

    • 著者名/発表者名
      武内謙治
    • 雑誌名

      法政研究 76巻4号

      ページ: 980-940

  • [雑誌論文] ドイッ少年裁判所法翻訳補遺-2008年12月17日の法律による改正分まで2009

    • 著者名/発表者名
      武内謙治
    • 雑誌名

      法政研究 76巻1-2号

      ページ: 188-165(横組)

  • [雑誌論文] 制裁又は措置を受ける少年の法違反者のための欧州規則2009

    • 著者名/発表者名
      武内謙治=斎藤司=石田倫識=相澤育朗
    • 雑誌名

      法政研究 76巻3号

      ページ: 424-383(横組)

  • [雑誌論文] カール・ルートヴィッヒ・クンッ「今日の刑事政策の根本的特徴」2009

    • 著者名/発表者名
      武内謙治=櫻庭総
    • 雑誌名

      法政研究 76巻3号

      ページ: 446-425(横組)

  • [備考]

    • URL

      http://www.law.kyushu-u.ac.jp/~takeuchi

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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