研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、与野党に対する有権者の「期待」と「失望」とがどのようにして形成されるのかという問いに答えるべく世論調査データ分析と社会科学実験とを組み合わせることによって理論構築および実証分析を行い、ひいては今後の日本政治における政権交代のメカニズムを明らかにすることであった。研究の結果、主に次のことが明らかになった。政権交代をもたらすような、有権者の投票行動は有権者の間での与党に対する失望と野党に対する期待との同時的な高まりによって起こる。与党に対する失望と野党に対する期待とは、「同じコインの裏表」ではなく、別のものであり、与党に対する失望が自動的に野党に対する期待を生み出すわけではない。
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Waseda University Global COE Program Global Institute for Asian Regional Integration Working Paper Series
選挙研究
巻: 27号(1) ページ: 101-119
アジアを学ぶ:海外調査研究の手法
ページ: 17-30
Social Science Quarterly
巻: 91-1 ページ: 42-62
オバマ政権はアメリカをどのように変えたのか:支持連合・政策成果・中間選挙
ページ: 5-27
巻: 26号(2) ページ: 139-153
巻: 25号(2) ページ: 107-118