研究課題
若手研究(B)
本研究は、幕末期に展開される欧米諸国との関係を、江戸時代を通じて維持された対朝鮮を軸とする日本の国際関係の上に位置づけ、徳川幕府による外交の連続性を見出そうとしたものであり、それを体現する存在として、幕臣筒井政憲(1778~1859年)の生涯と仕事を考察の中心に据えてきた。筒井の事績に関する具体的な史料調査を基盤としつつ、筒井を基点に、幕末の動乱期において「開明派」と位置づけうる幕臣たちが、世代交代を重ねながら政策現場で受け継いだ経験の蓄積に光を当てることにより、これまで語られてこなかった徳川外交の「連続性」を浮かび上がらせることに成功したと考えている。
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出版ニュース 12月上旬号
ページ: 38
The XIXth Congress of the International Comparative Literature Association "Expanding the Frontiers of Comparative Literature" Abstracts
ページ: 48